NECは、超小型マイクロ波通信システム「iPASOLINK SX」を、島根県知夫村(注)の情報通信環境整備の一環で設置された防災カメラの無線伝送網として納入しました。 知夫村は、地域間の情報格差の是正や地域の活性化、住民に安全・安心をもたらすことを目的に、光ファイバー網を整備し「知夫村ひかりネット」サービスを提供しています。そのネットワーク構築において、光ファイバー網の設置が困難な山岳部では、防水・防塵性能など高い耐環境性を有し、高精細画像データの高速伝送が可能な「iPASOLINK SX」を活用して、無線通信でネットワークを構築しています。これにより、リアルタイムに村の状況を的確に把握を可能とし、住民の安全・安心な生活を実現しています。 NECは「社会ソリューション事業」に注力し、豊かな社会を支える情報通信基盤の確立、高度化に貢献します。 今回納入した「iPASOLINK SX」は、防水・防塵性能など高い耐環境性により、天候に左右されることなく、高精細画像データの高速伝送が可能です。また、無線ライセンスの取得が不要な60GHz帯を採用しているため、ライセンス申請・取得に関係する作業やコストが不要です。これらにより、光ファイバーの設置が困難な山岳部でも短い工事期間での設置が可能なため、防災カメラの伝送網として納入しました。伝送された画像データはWebサーバを通してインターネット配信され、リアルタイムに村の状況を的確に把握することを可能とし、住民の安全・安心な生活を実現しています。 NECは本製品を、5月27日(水)から29日(金)まで、東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2015」において、デモンストレーション展示をする予定です。 NECグループは、「2015中期経営計画」のもと、安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。