NECは、ベクトル型スーパーコンピュータ「SX-ACE」を利用した大規模システムを国立研究開発法人海洋研究開発機構(理事長 平 朝彦、以下海洋研究開発機構)に納入しました。海洋研究開発機構は本システムを、「地球シミュレータ」として6月1日から運用開始します。 「地球シミュレータ」は、「SX-ACE」5120ノードから構成され、最大理論性能1310テラフロップス(以下 TFLOPS、注1)の大規模システムです。今回のシステム更新により、従来では難しかった複雑なシミュレーションや、より大規模なシミュレーションを高速に行うことが可能となり、地球環境問題の解決や地殻変動、地震発生機構の解明、自然災害の予測と対策等への貢献が期待されています。 NECは社会ソリューション事業に注力しており、超高速な並列処理が可能なスーパーコンピュータを、官公庁や研究機関、民間企業に提供することで、社会や企業活動を支えるICT基盤の高度化や、地球環境を踏まえた資源の有効活用に貢献します。