京都大学学術情報メディアセンターは、京都市教育委員会と連携し、京都市立西京高等学校附属中学校において、情報化社会に対応した1人1台学習環境を見据えた持ち帰り学習でのICT教育モデルを構築するために、大量の学習データから生徒の学びの変化を検証する実証研究(プロジェクト名「京都ICT教育モデル構築プロジェクト)」、以下「本実証研究」)を開始しました。 本実証研究の開始にあたり、日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口 泰行、以下「日本マイクロソフト」)、日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役執行役員社長:遠藤 信博、以下「NEC」)が、協力パートナーと連携して、学習データ分析等に活用するデジタル小テストシステム等を提供します。また、生徒が利用するタブレットPC、電子黒板、クラウドプラットフォームといったICT環境整備もあわせて提供します。 京都市教育委員会は京都大学の実証研究に賛同するとともに、西京高等学校附属中学校を実証研究校に指定します。本実証研究の成果を踏まえて、平成28年度以降の市立学校におけるICT活用授業をいかに推進していくかを研究したいと考えています。 京都市立西京高等学校附属中学校では、日々の自宅学習の記録やデジタル小テストの結果等の大量の学習データを貯め、分析した後、分析結果を指導に活かす教育を実践します。また、各教科、総合的な学習、部活動等において、生徒が自分の意見を電子黒板で発表したり、生徒同士がグループで議論しながらタブレットPCでレポートを作成したりするといった、思考力・判断力・表現力といった「情報化で役立つスキルの向上」に主眼を置いた授業に取り組みます。